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【決算書のポイント】
1.まず、「決算書」とは
「決算書」には、「貸借対照表」や「損益計算書」、「キャッシュ・フロー計算書」などがあります。株式を市場に公開している大企業は、これらの決算書を公開しなければなりません。
一方株式を公開していない中小企業等は、本来株主にこの「決算書」を公開しなければなりませんが、実際に公開している会社は少なく、中小企業で「決算書」は、税務申告のために作られているといってもいいと思います。
「貸借対照表」とは、期末時点でのその会社の財政状態を表しています。会社の資金をどこからどのような形で調達し、どのような形で運用しているか、ということを表しているともいえます。
「損益計算書」は、ある一定の期間(事業年度)における、経営成績を表しています。収益がどれくらいあり、費用がいくらで利益がいかほどなのか、ということを見て取ることができます。
「キャッシュフロー計算書」とは、一定の期間における現金やその同等物(流動性のある預金など)の動き、増減をあらわしています。会社の経営にはキャッシュが重要だということが認識され、最近よく作成されるようになっています。
2.決算書のポイント
決算書の中の、あるポイントをいくつか押さえる事で、経営の改善を行ったり、経営目標を決めることが可能になります。決算書のポイントを、いくつか挙げてみます。
(1)付加価値について
付加価値とは、売上高(営業活動から得られる収入)から、その売上に応じて増減する費用(変動費。仕入れ代金や製造費用など)を引いたものとなります。「粗利」などと呼ばれることがあります。
この付加価値を会社の人数で割った金額が、1,500万円以上であると良いといわれています。
(2)経常利益について
経常利益とは、(1)の売上総利益から、人件費や家賃などの固定費を引き、利息など金融関係の収益費用をプラスマイナスした数字を言います。
この経常利益を会社の人数で割った金額が、200万円あれば経営成績は良いということができます。
また、この経常利益を(1)の付加価値で割った値を「経営安全率」といい、15%を目指せばよいでしょう。(上記の200万円を1,500万円で割ると、13.3%となり、15%に近い数字となります)固定費を減らすことで、経営安全率は高まります。
(3)ROA(総資本経常利益率)
ROA(総資本経常利益率)は、経常利益÷総資産(貸借対照表の合計金額)で計算します。この値が20%以上(総資産が少ない経営初期は50%以上)あれば、目指すべき会社の利回りとしてはいい数字であると言えます。
そのほか、労働分配率(給料÷付加価値額)は50%以下にすべきなど、色々な指標があります。
上記に挙げたものは、私が色々勉強する中で、経営に使えそうだと考えているもので、下記の文献を参考にさせていただいております。下記の参考文献を読んでいただければ、もっと詳しく理解することができると思います。
経営者の皆様も、これらの数字を押さえていただき、経営に活かしていただけると、幸いです。
※参考文献:
・岡本吏郎氏著「会社にお金が残らない本当の理由」
・天野隆氏著「大きいほど良い数字 小さいほど良い数字」
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