2017-10-04 (水)

【ひとり経営講座メルマガ】2017/10/4[第774号]「期待値」とビジネス

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【ひとり経営講座メルマガ】2017年10月4日水曜日
[NO.774]「期待値」とビジネス
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山田さん

おはようございます。山本憲明です。

先週後半から今週前半にかけては、

・お客様の会社で税務調査立会い
・事務所で仕事
・少年野球練習、試合
・執筆関係
・オータムセール(馬のセリ市)参加

そんな感じの一週間でした。

※ このメルマガは現在「水曜日」の週一で発行
  しております。
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■このメルマガは、小規模経営にこだわってきた山本が、
 「小さい会社の経営では、何に気を付けていけばいいか」
 「社長は、どう行動していけばいいのか」
 などについて、熱く、時にはクールに語るメルマガです。
 
 会社を経営している社長さん、士業の方、起業準備中や
 起業したい会社員の方に読んでいただきたいメルマガです。

■ご登録いただいた日の翌発行号からお届けしています。
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 公開する予定ではおります。

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[NO.774]「期待値」とビジネス

「期待値」というものがあります。

wikipediaで調べると、

―――――
確率論において、期待値(きたいち、英: expected value)は、
確率変数の実現値を, 確率の重みで平均した値である。

例えば、ギャンブルでは、掛け金に対して戻ってくる「見込み」
の金額をあらわしたものである。

ただし、期待値ぴったりに掛け金が戻ることを意味するのではなく、
各試行で期待値に等しい掛け金が戻るわけではない。
―――――

となっています。

結論から言うと、

・期待値がマイナスのことをやり続けると、損をし続ける
・期待値がプラスのことをやり続けると、利を得られる

ということになります。

だから、お金を儲けたい、増やしたいというのであれば、
期待値がプラスのものに賭け続けていきましょう。

とはいっても、期待値がプラスのものは少ないです。

世に「ギャンブル」と言われているもののほとんどは、
その期待値がゼロ以下(マイナス)になるでしょう。

「宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率」
というのが、総務省のサイトにあります。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000084191.pdf

これを見ると、宝くじとサッカーくじが40%台、
公営競技(競馬競輪など)が約75%となっています。

(余談ですが、上記には、公営競技の還元率は75%だけど、
3回やると45.7%となり、宝くじを下回ると書いている
のですが、これは間違いです。競馬などを平均的な人が
やり続けると、回収率は75%に近づきます。宝くじを
正当化するためのウソかもしれません)

パチンコの還元率は、ネットによると80%とか85%とか
言われています。これはおそらく、店によって操作できる
のではないかと思うので、定かではありません。

これらの「ギャンブル」に賭け続けると、負けること
になるでしょう。

続ければ続けるほど、「大数の法則」が働き、負けが
その還元率に近づいていくはずです。

ギャンブルは、やらないに越したことはありません。

僕は競馬が大好きなのでやめられませんが、そういう
人は、額を抑えて楽しみ程度にやればいいと思います。
勝とうとしても、普通は勝てません。

であれば、「期待値がプラスのもの」に賭け続ければ、
ずっと勝ち続けるということになります。

僕の競馬の回収率は、競馬のことをとてもよく知り、
とても上手な師匠の教えのおかげで、毎年90%は
超えています。

プラスになる年もあります。
ただ、やはり続ければ続けるほど、負けてしまいます。
そして、90%とはいえ、額が大きくなると負けも大きく
なってしまうので注意が必要です。

平均期待値が75%のゲームで90%を回収できるという
のは、プラスの期待値を持つノウハウがあり、それを
実行しているということになります。

平均に対しての期待値はプラスなのですが、やはり
競馬は控除が25%もされてしまうので、勝てないのです。

ならば、ゼロサムゲーム(トータルの期待値がゼロに
なるもの)において、プラスの期待値を持つノウハウを
もって賭け続ければ、プラスになるはずです。

お金儲けは、それを探す旅と言ってもいいでしょう。

もし競馬が期待値100%のゲームであれば、僕たちは
やればやるほど120%(90%÷75%)の回収率で勝ち
続けられるはずです。

例えば、ほぼゼロサムゲーム(売買手数料の分、マイナス
になる)と言われる株式トレードで、回収率120%の
ノウハウを持っていたとしましょう。

そうであれば、株式トレードをやり続けると、
ものすごく儲かることとなります。

また、経営などについても同じです。
フランチャイズで、フランチャイザーにものすごく高い
上前を払うのであれば、期待値がマイナスですので、
やればやるほど損をしていくでしょう。

そうでなければ、経営などはゼロサムゲームに近いもの
と考えられます。

モノを売るにしても、手数料などをピンハネされなければ、
売りと買いの価格は1:1ですので、ゼロサムゲームと
言ってもいいかもしれません。

そして、プラスになるノウハウがあれば、利益を計上し
続けることは可能なはずです。

だから、商売とかビジネス、経営は簡単と言ってもよく、

「期待値がイーブン(100%)かプラスのとき、
それをプラスにするノウハウを持って、やり続ける」

ことで、儲け続けることが出来るのです。

では、どうやったら期待値がイーブンかプラスの
ビジネスを探すことが出来るか。

それはもう変数が多すぎて、判別することが出来ません。

だから、自分がノウハウを持っていて、やれば必ず
プラスになると言えるビジネスをやるとか、変数を
極力減らして、「ここをこうすればうまく行く」という
ものを作ることです。

変数の減らし方は、色々とあると思います。

例えば、従業員なども変数です。従業員の質がよく、
しっかり働いてくれるかどうかが変数であれば、
従業員が増えれば増えるほど、その変数が多くなる
ということになります。

また、立地に左右される商売なども変数が多いと
言えるでしょう。
価格が変動するようなものを扱うことも、変数が
多いビジネスと言えるかも知れません。

他にもありますが、これらを考えると、なるべく規模
を小さくして、人や場所に左右されないようなビジネス
がいいのではないかと思われますがいかがでしょうか。

僕がいつも推奨しているのは、「ひとり経営」などの
極々小さなビジネスです。

そのようなビジネスは、「変数を減らして、プラスの
期待値を持ち、ノウハウを持って経営すればプラスに
なる」ビジネスだから、確実性があるのです。

自分のビジネスをもう一度再考しましょう。

・期待値はプラスであるか
・期待値をプラスにする、もしくは上げるノウハウがあるか
・変数が少ないか

自分のビジネスがこれらに合致しているか、
もう一度検討してみてください。

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 本当にどうもありがとうございます!

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 大変申し訳ありません。

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 あるかもしれません。よろしくお願いいたします。

山田さん、では、また。

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