“普通の”経営は難しい

“普通の”経営は難しい

先日、私は家族と屋久島へ旅行に行ってきました。二人の息子がいるのですが、上の子はもう小学六年生。来年は中学生です。

中学生にもなると、部活や勉強で忙しくなります。そして、人間的にも自立し始めるので、なかなか親と過ごさなくなるでしょう。

こんなにゆっくりと家族全員が揃って旅行できるなんて、もうそんなに多くの機会はないかもしれません。

周りの経営者の話を聞くと、子どもが産まれたけれど子どもが起きている時間に家に帰れないとか、忙しすぎて家族と話す時間がほとんど取れない、といった悩みをよく耳にします。

子どもの成長は待ってくれません。1歳の子どもとだけしか作れない思い出があります。入園式や入学式のときにしか作れない思い出もあるでしょう。

何のために経営をはじめたのか、思い出してみてください。

やりたい仕事があったからでしょうか。上司や同僚との人間関係が嫌になったからでしょうか。家族にいい暮らしをさせるためだったでしょうか。

人それぞれ理由があったはずです。それなのに、経営をがんばればがんばるほど、当初思い描いていたビジョンから離れてしまっている方が本当に多いのです。

しかし経営とは、元々そのようなものなのだと思います。

普通に経営をするならば、誰でも壁にぶつかり、思いもよらぬ問題に頭を抱え、資金繰りで悩み、働きずくめになってしまうものなのです。

例外的に天才的な経営者もいますが、経営は簡単にはできるものではないのだと思います。

ですが、その“普通の”経営をしないという選択もあります。

人生の犠牲を最小限におさえ、経営でぶつかりがちな壁を小さくする経営方法です。

私は、そのような経営のやり方を「ひとり経営」と名付け、そして「ひとり経営」ならではの戦略を体系化しました。

「ひとり経営」について、具体的に次のページからご説明していきます。

―ひとり経営のススメ― コンテンツ

  1. “普通の”経営は難しい(現在のページ)
  2. 「ひとり経営」とは
  3. 「ひとり経営」の抱えるリスクと「ひとり経営戦略」
  4. なぜ「ひとり経営」なのか 〜ひとり経営のメリット〜
  5. 自分にあった経営スタイルを

 

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